私は2006年7月26日にBonoboを公開しました。珍しいひねりを加えた、トランジショナル・セリフ書体として考えました。傾きのないスタイルは、無骨なセリフや巻いた形を持つ、しっかりしたもので、地に足の付いた存在感がありました。一方、イタリックは、もっと外へ広がる、くつろいだものでした。19世紀のBookman Old Styleの版から少し影響を受けていますが、通常なら垂直のセリフやボールターミナルになる細部を変え、くぎ抜き付きハンマーのような形に置き換えました。その結果、ファミリーには、少し落ち着かない、型破りな個性が生まれました。
Bonoboは、六つのスタイルのファミリーとして作りました。Regular、Semi-Bold、Boldと、それぞれに対応するイタリックです。傾きのないデザインとイタリックの対比によって、一方はしっかりと改まったもの、他方は自由でくだけたものという、二つの性格を強調しました。
2021年6月11日にBonoboを更新し、技術的な性能を高めました。点付きのLやブレーヴェ付きのEなどの古くなった文字を削除し、ブラウザー間の互換性を高めるため縦方向のメトリクスを調整しました。また、表示上の問題を起こしたかもしれない曲線の誤りを修正するため、アウトラインを整えました。
この書体は出回り続けていますが、目立った使用例に出会ったことはありません。