Engebrechtreを公開したのは2000年9月27日です。側面が平らで、いくらか工業的な性格を持つ、アール・デコの書体を作ろうとしました。Broadwayのように太いストロークと細いストロークを組み合わせましたが、プロポーションをもっと狭くし、側面を四角くして、装飾を抑えた厳格な印象にしました。従来の小文字ではなくスモールキャップを使い、求めていた硬く機械的な性質を強めました。
公開時のファミリーは比較的幅広く、Regular、Bold、Italic、Bold Italicのスタイルに加え、それぞれの幅を広げた版もありました。イタリックは真のイタリックではなくオブリークで、デザインの幾何学的な構造に沿っていました。Engebrechtreは最初から商用利用も無料のフォントとして提供し、2024年4月にはパブリックドメインにしました。
名前はLarabie Fontsのフォーラムでの提案から来ています。案を募ると、ファッション写真家のMilan Zrnicが「Engebrechtre」を提案しました。お気に入りの先生の名前に、余分な文字を加えて作り変えたものです。その響きが気に入り、スタイルにもまずまず合っていたので、採用しました。目立った使われ方はしませんでしたが、アール・デコという分野での、私の特に抑制の利いた解釈の一つです。