2008年9月4日、工業的で軍用らしい雰囲気を加えたGnuolaneの変種として、Gnuolane Stencilを発表しました。元のデザインの力強さを保ちつつ、20世紀半ばのポスター文字を思わせる切り抜きの質感を与えるのが狙いでした。太く実用本位の切れ目ではなく、ごく細いステンシルのつなぎ部分を選びました。その選択によって、ステンシルらしさを持ちながら読みやすさを保てました。つなぎ部分が太ければ、読みやすさを損なっていたでしょう。
この書体は、初めからディスプレイ用で、実際のステンシルの切り抜き用ではありませんでした。無料版はなく、当初から有料で販売しました。目立ったプロジェクトでの使用例は見ていませんが、スプレー塗装や工業用マーキングをそのまま再現するのではなく、すっきりと現代化されたステンシルの外観を求めるデザイナーのための道具として作りました。
2021年6月25日にファミリーを更新し、廃止扱いの文字を削除し、不整合を修正し、分数の高さを調整し、アウトラインを整えました。同時にOpenTypeの分数機能を拡張し、長い分子や分母に対応させました。2024年11月1日のバージョン1.2ではウェイト名を変更し、BookをLight、Ultra-LightをThinにしました。こうした調整で、Gnuolaneファミリー全体や現在のソフトウェア標準との一貫性を保ちました。