私は2015年1月29日にNK57 Monospaceを公開しました。目標は、プログラマーが使いやすく、複数の幅を備えた書体を作ることでした。異なるディスプレイパネルに、正確な文字数を収められるようにしたかったのです。ファミリーは、六つのウェイト、五つの幅、イタリックを組み合わせ、合計60スタイルで公開しました。等幅なので、それぞれの文字の送り幅はウェイト間で同じになっており、どのスタイルを選んでも一貫した位置で揃います。
文字の形は、見分けやすさを念頭にデザインしました。ゼロと大文字のO、小文字のlと数字の1など、混同されがちな文字には、それぞれ異なる形を与えています。枠線を描くためのブロック描画文字と、幅広い数学記号や技術記号も含めました。初めから必要なものが一通り揃っていると感じられる書体にしたかったので、これらの機能は最初の公開時から備えています。NK57は当初、商用利用可能な無料のデスクトップライセンスで配布しました。
2024年4月に、パブリックドメインに移しました。維持すべき有料の関連フォントがなかったので、その時点ではそれが妥当でした。NK57は大きなプロジェクトではあまり注目されませんでしたが、等幅のデザインに柔軟性を求めるプログラマーという、想定した使い手の役に立ちました。